ペガスス座
Pegasus
最も明るい星: Enif
概要
ペガスス座は北天で最も大きな星座の一つで、約1,121平方度を占め、全天でも7番目の大きさです。馬の胴体を表す四つの星がつくるペガススの大四辺形は、秋の最も見分けやすい星群の一つです。最も明るいエニフ(イプシロン星)は2.4等で、胴体から遠く離れた馬の鼻を表しています。この星座には、1995年にミシェル・マイヨールとディディエ・ケローが発見した、系外惑星を持つことが確認された最初の太陽に似た星、ペガスス座51番星があることでも知られています。ペガスス座は北半球から9月から12月にかけて観測するのが最適です。
神話
ペガススはギリシャ神話の有名な天馬で、ペルセウスがゴルゴンのメドゥーサの首をはねたとき、その血から生まれました。翼のある白い馬は、戦士クリュサオルとともにメドゥーサの首から躍り出ました。ペガススはのちに、女神アテナから授かった金の手綱を使って英雄ベレロポンに手なずけられました。二人はともに、獅子の頭、ヤギの胴、蛇の尾を持つ火を吐く怪物キマイラを倒しました。ベレロポンがペガススに乗ってオリュンポス山へ昇ろうとしたとき、ゼウスはアブを送って馬を刺させ、乗り手を地上へ振り落とさせました。ペガススはひとりでオリュンポスへと進み、そこでゼウスに雷霆を運ぶ役目を与えられました。
占星術的な意味
ペガスス座は、野心、志、そしておごりの危うさに関わる力強い占星術的象徴を持っています。大四辺形は何世紀にもわたって、天の羅針盤や季節の目印として使われてきました。恒星占星術では、マルカブ(アルファ星)は火星と水星の性質を持ち、知的な鋭さと野心と結びつけられます。シェアト(ベータ星)は土星と水星の性質を持ち、深い思考と結びつく一方で、試練の可能性とも関わります。天馬は、地上の限界を超えて神のもとへ届きたいという魂の願いを表しています。ペガスス座は、志は気高いものだけれど、謙虚さと自然の境界への敬意で和らげなければならないことを思い出させてくれます。
観測のヒント
ペガスス座は北半球の秋の夜に見るのが最適です。大四辺形は簡単に見分けられ、マルカブ、シェアト、アルゲニブ、そしてアルフェラッツ(厳密にはアンドロメダ座に属します)でできています。四辺形の内側で肉眼で見える星をいくつ数えられるかを試すと、空の暗さを測ることができます。球状星団M15は北天で最も見事な球状星団の一つで、エニフの約4度北西に、双眼鏡でぼんやりした星として見える密集した古い星団です。渦巻銀河NGC 7331と、近くのステファンの五つ子として知られる銀河群は、星座の北の縁近くにあり、アマチュアの天体写真家に人気の対象です。